こんにちは! いつも投稿をご覧になって頂き、 ありがとうございます! 本日も疲労について解説です。 実は疲れを感じているのは「脳」だった! というお話しです。⻑い間、筋肉に乳酸がたまって 疲労が起こると言われていましたが、 今では科学的根拠がなく、 「乳酸は疲労物質ではない」 という考えが定着しています。 様々な研究により、現代の疲労は 活性酸素の増加や自律神経系の 機能低下などが深く 関係していることがわかってきました。 筋肉が疲労した時に、 筋肉の損傷を測る指標となる酵素(CPK) 筋肉中の酵素で 細胞に異常があると高い数値が出る。 LDH(乳酸水酵素)細胞内で 糖をエネルギーに変える酵素があり、 普段運動をしない人が全力で走ったり、登山したり、 ⻑時間身体を動かした後などは、 この酵素の数値が上昇しますが、 一日買い物をして歩いた程度では 異常を示す値にはなりません。 普段の暮らしを送っている中で、 私たちが感じている疲労は 筋肉で感じているのではなく、 自律神経の中枢とされている脳の視床下部や、 意思決定や認知機能に関わっている 脳の部分(前帯状回)が
強く疲労していることが明らかになりました。 この脳の部分は、心拍数や呼吸、 体温を調整したり、集中したり、 リラックスしたりなど 精神面の状態を調整する部分となります。 そのため、頭を使っても身体を使っても、 疲れを感じていうのはどちらも脳のこの部分でした。
疲労の大元は活性酸素 人間が活動する際、 体内のあらゆる場所で酸素が必要になります。 血液により栄養と酸素が運ばれ、 その栄養は酸素を使って燃やされ、 活動のためのエネルギーを作っています。 そのエネルギーをつくる時に生じる 代謝産物活性酸素です。 通常は、身体に備わっている抗酸化力が働き、 過度な活性酸素は 除去されています。 活性酸素は、ウイルスなどを 分解してくれる作用がありますが、 活動量が増えたりストレスなどで 負担がかかったりすると、 通常より細胞を働かせようと、 多くの酸素を使ってエネルギーを作ろうとします。 その結果、活性酸素も大量に発生し、 体内の抗酸化力が追いつかず、 細胞自体がさびついていきます。 活性酸素により細胞が傷つけられると、 その細胞から老廃物が排出され、 その老廃物に誘発されて体内に疲労因子が発生します。 この疲労因子が疲れの正体です。 通常はこの疲労因子が増えても、 疲労因子によ り誘導される疲労回復物質によって 細胞の修復を促進させ、疲労は解消されていきます。 しかし、活動量が多い時や 精神的にしんどい時が続いてしまうと、 疲労回復物質の作用が疲労因子の増加に追いつかず 疲労を感じやすくなります ご参考になさってください。 ここまで読んで下さってありがとうございました。