血液の働きって何ですか? こんにちは! いつもブログをご覧になって頂き ありがとうございます。 今回は血液についての解説です。無意識のうちに働いてくれる器官や 組織が多くあります。 その中でも血液は、身体の状態を把握するための検査で 使われたり、全身に酸素や栄養素を運んでくれる役割や ウイルスや細菌と戦ってくれたりなど、 とても重要な働きをしています。 血液は一般的に体重の13分の1(約8%)を占めており、 赤血球、白血球、血小板、血漿という 成分から成り立っています。 血液には6つの働きがあります。 1、栄養素を全身に運ぶ 食べ物を摂取した後、胃 腸で消化・吸収され栄養素が 体内に取り込まれます。 栄養素の一つのタンパク質は、 膵臓の消化酵素によりアミノ酸に分解され、 血液中の中に取り込まれるくらい小さく分解されて 腸で吸収された後、血液に 乗って全身に栄養素が運ばれます。 2、酸素を運んで二酸化炭素を排出 血液中の成分の1つである赤血球内には、 ヘモグロビンというタンパク質があり、 酸素を運ぶ働きがあります。 酸素は生命維持にとても重要な物質ですが、 体内で酸素がエネルギーをつくり 出す時に二酸化炭素ができてしまいます。 二酸化炭素は身体に蓄積されると害になるため、 血液は二酸化炭素も肺に運び 呼吸により排出します。 赤血球やヘモグロビンが不足すると 貧血を生じたり、身体に酸素が供給できず 低酸素状態になり全身に問題が生じてしまいます。 3、要らなくなった物を運ぶ 体内の老廃物や代謝の結果できた有害な物質などを、 血液に乗せて肝臓や腎臓などへ運びます。 腎臓で再利用できる栄養や水分は再吸収され、 要らないものは尿として身体の外に排出されます。 肝臓では身体にとって有害なものを無害にし、 要らないものを排出する働きがあります。 4、病原菌を退治する 血液には、身体を守る働きをする 白血球がたくさん存在します。 白血球は病原菌や ウイルスを退治する働きや、 異物が侵入した際に 司令を出す働きなどがあります。 白血球の数が足りない菌やウイルスなどを 退治する力が低下します。 5、体温を調整 深部の筋肉や肝臓などで、活動するために 必要な熱が作られます。血液は作られた熱を吸収し、 皮下に流れる時に体外へ熱を放出することで、 体温を一定に保ってくれます。 6、ホルモンを運ぶ 各臓器でつくられたホルモンは血液中に放出されて、 特定の器官へ運ばれその器官の機能を調整します。 血液を運ぶ血管には大きく動脈、静脈、 毛細血管があり、 動脈は酸素や栄養分を運び、静脈は全身から 回収した二酸化炭素や老廃物などを運びます。 毛細血管は、身体の末端まで 張りめぐらされている血管で、 細胞や組織の隅々まで 酸素や栄養素を届けてくれます。 毛細血管には血管の太さを調整する筋肉がないので、 自身で収縮することができません。 そのため、血流が滞りやすく手先や足先の 末端に冷えを感じやすくなります。
これだけの血液の働きを知ると 自分のお身体を見直すきっかけにも なるのではないでしょうか? ご参考になさってください。 ここまで読んで下さってありがとうございました。